当社について

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代表ごあいさつ

 この度の東日本大震災により被災された皆さま、またそのご家族、並びに関係者の皆さまに心より御見舞い申し上げます。

 当社は昭和43年、先代社長である故 世取山 實により「世取山ボデー」として事業をスタートいたしました。当初は自動車鈑金塗装を主業務として創業いたしましたが、その経験を活かし、塗装用具の開発、販売に事業を転換し、現在に至ります。

 先代社長は大変なアイデアマンであり努力家でした。鈑金塗装を行う上で、より現場の職人さんたちが使いやすい容器や用具はできないか、日夜研究を行ったとききます。当時は調合容器が鉄製でしかなかったため、シンナー等の有機溶剤で洗浄する必要がありました。溶剤の費用もかかり、また使い終わった溶剤の廃棄についても自然環境に配慮した方法をとっている企業も多くはありませんでした。そこで、先代社長が開発したのがコストを抑えたプラスチック製のフレームに使い捨て・交換式のフィルムを採用した調合容器です。使い捨てなので洗浄用の溶剤を必要とせず、また廃棄に困ることはありません。また、製造ラインの徹底した合理化によりコストを抑え、安心して使用いただけるよう日々研究開発を行いました。

 先代は多くを語る人ではありませんでしたが、常に現場の声を聞き、新しいものを否定せずどんどん取り入れる人でした。また、お取引をさせて頂く会社様、商品をご利用頂く職人さん、そして、地域の皆様に、仕事を通じて利益を還元し、みんなで幸せになっていく、ということを行動でしめす人でした。その想いは現在の株式会社ヨトリヤマに脈々と引き継がれ、今では私たちにとって最も大切な企業理念となっております。

 私は、父であり、先代社長である故 世取山實の意思を引継ぎ、すなわち次の3つの具現化を行うことが、私たち株式会社ヨトリヤマのミッションであると考えております。1つは、常に現場の職人さんたちの意見に耳を傾け、かゆいところに手が届く商品開発に取り組むこと。2つめは、全て日本国内にて生産を行い、安心安全である商品の開発を行いながらも、日本、そして地域に還元していくこと。3つめは、常に企業努力を続け、お求め安い価格の追求を行うこと、の3つです。

 時代はめまぐるしく移り変わり、当社、そしてこの業界をとりまく環境はどんどん変化していくと思います。時代に柔軟に対応しつつも、先代から預かった想いをいつまでも大切に守り続け、少しでも皆様のお役に立てる企業になれますよう、一層の努力を重ねる所存です。

 今後とも、一層のお引き立て、ご支援、ご指導を心よりお願い申し上げます。

代表ごあいさつ

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